SSHとvSphere CLIでESXiのホスト&ゲストをバックアップする方法

esxi_backup
  • URLをコピーしました!

サーバーを構築したら、どうしても気になるのが何かあった際のバックアップ
ESXi構成(ホスト)のバックアップと構築した仮想サーバー(ゲスト)のバックアップ方法を紹介します。
今回はVMware vSphere Clientを使わず、SSHvSphere CLIを利用したバックアップを行い、後々cronなどで定期実行できるようにします。

目次

準備するもの

TeraTerm

TeraTerm等でESXiホストSSH接続し、vSphere CLIコマンドでゲストをバックアップします。
※VMware vSphere Clientでも代用可能。

窓の杜
窓の杜 「Tera Term」定番のターミナルエミュレーター

VMware vSphere CLI

ホストの構成をバックアップする時のvicfg-cfgbackupコマンドを使うのに必要です。

あわせて読みたい

ゲストをバックアップする方法

1. 仮想マシンIDの取得とシャットダウン

まずはTeraTermでホストにSSH接続して、以下のコマンドを実行。

バックアップを行う仮想マシンID(vmid)を覚えておき、次のコマンド仮想マシンをシャットダウンします。

2. フォルダの移動と対象ファイルの確認

データストアフォルダ内のバックアップ対象フォルダへ移動し、lsコマンドでファイルを確認します。

datastore1は構築時の設定によって異なる場合があります
以下の拡張子のファイルをバックアップ対象とします。

  • ~.vmsd
  • ~.vmxf
  • ~.vmx

3. NASにバックアップ

scpコマンドを使って対象ファイルをNASへコピーします。
私の場合、ゲストOSにマウントしているHDDにバックアップしたかったので、以下のようなコマンドになりました。

コマンド解説

SSH経由でコピーするので、ファイルサーバーのパスワードを聴かれたら入力してください。
また、rootアクセス禁止している場合は別のユーザーを使いましょう。

ホストの構成をバックアップする方法

ホストはvSphere CLIを使用してバックアップします。
ちなみに、インストールして操作するOSはWindowsです。
vSphere CLIを起動してvicfg-cfgbackupコマンドでホストの構成をバックアップします。
この時もファイルサーバに保存します。

コマンド解説

詳細やリストアする方法は、以下の参考サイトまたはネットにたくさん情報がありますので、そちらをどうぞ。

VMware vSphere Clientを使ったESXiホストバックアップはこちらから!

あわせて読みたい
vSphere CLIを使わずESXiホストの構成をバックアップ 年末の大掃除の際、自宅サーバーのバックアップ作業をしたのですが、ESXi 6.5から7.0に変更して初めてホスト構成をバックアップしました。いつものように、ESXi 7.0もvS...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

vicfg-cfgbackup.plを実行するとファイルを開こうとする!? | Minory へ返信する コメントをキャンセル

CAPTCHA


目次