中学生のiPhoneスクリーンタイムは、保護者のiPhoneで「設定」から「ファミリー」を開き、子どもの名前を選んで設定します。
パスコード、常に許可、夜間に止めるスケジュールを先に固め、ゲームやLINEの分数はあとから子どもと調整します。
画面名は2026年10月時点のAppleサポート「ペアレンタルコントロールを設定してお子様のiPhoneやiPadを管理する」に合わせています。
LINEは「常に許可」に入れません。
入れると、休止時間にも許容時間にも掛からず、トーク内の動画やアプリ内ブラウザも止まりません。
電話と「メッセージ」は常に使える側へ残します。
中学生の利用時間は、設定例の根拠にしない
分数を決める前に、いまの利用の長さを調査で押さえておきます。
こども家庭庁「令和6年度青少年のインターネット利用環境実態調査」では、インターネットを利用すると回答した中学生の平日1日あたりの平均は約5時間2分です。
利用内容は、動画を見る94.2%、検索する87.6%、ゲームをする86.7%、勉強をする76.2%が上位です。
この5時間2分はスマートフォン単体ではなく、利用する機器を合わせたインターネットの時間です。
モバイル社会研究所の2025年11月調査(全国の小中学生1200人とその親)では、中学生の1日平均のスマートフォン利用時間は162分です。
学習と学習以外の合計で、スマートフォンを持たない生徒も集計に含まれます。
この記事の平日60分や休日90〜120分は、平均より短く置くための推奨設定例です。
学校貸与の端末や友だちのスマホには、自宅のiPhoneのスクリーンタイムは及びません。
ファミリー共有から設定する
保護者が自分のiPhoneから制限を変えるには、ファミリー共有が必要です。
手順の正本は、Appleサポートのペアレンタルコントロール案内と、スクリーンタイムでお子様のiPhoneやiPadを管理するです。
- 保護者のiPhoneでファミリー共有を設定する
- 子ども専用のApple Accountを作り、ファミリーに入れる。アカウントの共用はしない
- 承認リクエストが届くよう、保護者を子どもの連絡先に追加する
- 「設定」>「ファミリー」>子どもの名前を開く
- スクリーンタイムのパスコードを保護者だけが知る状態にする
「許容時間」と「スクリーンタイムのスケジュール」を使うには、ファミリー内の全デバイスをiOS 27、iPadOS 27、macOS 27、watchOS 27、visionOS 27以降へ更新し、保護者側でペアレンタルコントロールも更新します。
条件はiPhoneユーザガイド「スクリーンタイムのスケジュールと許容時間」に書かれています。
全台を更新できない家庭は、これまでのスクリーンタイムをそのまま使います。
その画面名は「アプリ使用時間の制限」と「休止時間」です。
iOS 26の説明はユーザガイド(iOS 26)を見てください。
古い画面では「App使用時間の制限」と出ることもあります。
同じ役割の項目です。
保護者が決める項目と、話し合って決めるルール
パスコードで守る項目は保護者が決めます。
分数、充電場所、延長を認める条件は、画面を見せながら子どもと決めます。
| 保護者が設定する | 子どもと決める |
|---|---|
| スクリーンタイムのパスコード | ゲーム、SNS、動画の分数 |
| LINEを常に許可に入れないこと | 夜間にiPhoneを置く場所 |
| 電話とメッセージは常時使えるように残す | 宿題とゲームの順序 |
| 夜間のスケジュール、または休止時間 | 延長リクエストを認める条件 |
| アプリの年齢制限、Webフィルタ、購入の承認 | 友達との連絡に使うアプリ |
ルールは紙やメモに残し、利用状況を見た週に1項目だけ直します。
一度に全部変えると、どれが効いたか分かりません。
許容時間は公式のカテゴリ名で分ける
iOS 27の「許容時間」でAppleが例示するカテゴリは、エンターテインメント、ゲーム、ソーシャルメディアです。
子ども向けの説明では、アプリはこの3つに入ることがあり、年齢に応じた初期値が出ます。
初期値は家庭で変更できます。
詳細はAbout Time Allowances(Apple)にあります。
「動画」「音楽」「学習」という独立カテゴリは、この案内にはありません。
動画アプリはエンターテインメントへ入るか、個別のアプリとして扱います。
各カテゴリのアプリは、そのカテゴリの許容時間か、1日の合計時間のどちらかに達すると止まります。
開発者が関連ウェブサイトを宣言しているアプリは、アプリとウェブサイトの両方に同じ許容時間が掛かります。
カテゴリの追加と、アプリの所属変更は「カテゴリを管理」で行います。
推奨設定例
次の分数は推奨設定例です。
調査上の平均時間でも、決まった家庭の標準でもありません。
| 用途と画面上の置き場所 | 平日 | 休日 |
|---|---|---|
| ゲーム | 60分 | 90〜120分 |
| ソーシャルメディア(LINEを含む) | 45分 | 60分 |
| エンターテインメント(動画アプリ) | 60分 | 90分 |
| 音楽アプリ(エンターテインメントから分ける) | 制限しない | 制限しない |
| 学習アプリ(3カテゴリの外に置く) | 制限しない | 制限しない |
音楽アプリは、App Store上の区分によってエンターテインメントに入ることがあります。
入ったままだと、YouTubeなどの動画と同じ分数を分け合います。
「カテゴリを管理」で音楽アプリの所属をずらすと、動画用の60分を音楽が先に使い切る事態を避けられます。
学習アプリが3カテゴリに入っていなければ、許容時間の対象外です。
入っている場合は、学習用として外します。
ゲーム、ソーシャルメディア、エンターテインメントを表の分数までそれぞれ使わせるなら、1日の合計はカテゴリの合計以上にします。
合計の方が短いと、カテゴリに残り時間があってもそこで止まります。
iOS 27での入れ方
- 「設定」>「ファミリー」>子どもの名前>「許容時間」を開く
- 追加ボタンをタップし、画面の案内に従う
- 1日の合計と、ゲーム、ソーシャルメディア、エンターテインメントのスライダを動かす
- 「カテゴリを管理」で、LINE、動画アプリ、音楽、学習アプリの所属を確認する
- スケジュールの一部の時間枠だけで許容時間を効かせるなら、「スクリーンタイムのスケジュールを合わせる」をオンにする
ユーザガイドが説明している許容時間は、1日の長さです。
平日と休日で分数を変える曜日別の項目は、同じページには案内されていません。
休日だけゲームを90〜120分にする場合は、週末用スケジュールでゲームを使える時間枠を延ばすか、その日のスケジュールと許容時間を保護者が変更します。
当日の一時停止、無制限、スケジュール変更は、子どものスクリーンタイム画面の上部から行えます。
更新前の「アプリ使用時間の制限」
未更新の画面では「アプリ使用時間の制限」から「制限を追加」を開き、カテゴリを選びます。
ユーザガイドが例示しているのは、ゲームやSNSなどです。
カテゴリ名を開くと、その中のアプリを個別に選べます。
同じ制限に複数のカテゴリやアプリを入れると、設定した時間はその全体の合計です。
ゲーム60分とLINE45分を別にしたいときは、制限を2つ追加します。
「曜日別に設定」で、平日60分と休日90〜120分を分けられます。
動画アプリ、音楽、学習アプリも、表示されたカテゴリを開いてアプリ単位で選びます。
LINEを常に許可すると、時間も時間帯も止まらない
「常に許可」は、スケジュールや許容時間の外でも開けるアプリと、連絡できる相手を選ぶ機能です。
設定したスクリーンタイムのスケジュールや許容時間に関係なく常時使用できるアプリと通信できる連絡先を選択できます。
引用:iPhoneのスクリーンタイムにスクリーンタイムのスケジュールと許容時間を設定する – Apple サポート
更新前の休止時間でも、常に許可したアプリは休止中と、使用時間の上限のあとにも使えます。
Appleの子ども向け案内では、初期状態でFaceTime、マップ、電話、メッセージが使える、と説明されています。
手順はChoose apps and people to always allow(Apple)にあります。
電話と「メッセージ」は、保護者への連絡用にこのまま残します。
「メッセージ」はSMSとiMessageです。
LINEはここに含まれません。
LINEを追加すると、次がまとめて対象外になります。
- 夜間の休止時間、またはスクリーンタイムのスケジュール
- ソーシャルメディアの許容時間、およびLINE個別の使用時間
- トーク内の動画、LINE内の動画視聴、アプリ内ブラウザ
YouTubeなどをエンターテインメントで60分にしても、LINEの中の動画はLINE側の扱いです。
常に許可に入ったLINEでは、その60分は消費されません。
電話とメッセージの「許可した連絡先」も、LINEの友だち一覧には掛かりません。
見知らぬ相手を絞れるのは、電話、メッセージ、FaceTimeです。
「設定」>「ファミリー」>子どもの名前>「許可した連絡先」>「休止時間外」で、「連絡先のみ」「連絡先およびグループのみ」「全員」から選びます。
LINEの対策
- 「常に許可」を開き、LINEがあれば削除する。電話とメッセージは残す
- LINEをソーシャルメディアの許容時間に含める。ほかのSNSと分数を分けたいときは、所属を「カテゴリを管理」で調整する
- 未更新の画面では、アプリ使用時間の制限でLINEだけを選ぶ
- 夜間は、次の節のスケジュールか休止時間でLINEを開ける時間帯を閉じる
連絡手段を残すのは、LINEを常時許可する方法ではありません。
電話とメッセージを常時許可し、LINEは分数と時間帯の両方で止めます。
休止時間、スケジュール、集中モードの違い
4つの機能は、止める対象が違います。
| 機能 | 決めること | LINEを常に許可したとき |
|---|---|---|
| 許容時間、またはアプリ使用時間の制限 | 1日の分数 | 止まらない |
| スクリーンタイムのスケジュール、または休止時間 | 使える時間帯 | 止まらない |
| 電話とメッセージの常時許可 | 通話とSMS/iMessage | LINEは対象外 |
| 集中モード | 通知の有無 | アプリは開ける |
iOS 27のスクリーンタイムのスケジュール
スケジュールは、登校前、学校の時間、放課後のような時間枠ごとに、開けるカテゴリを選びます。
平日用と週末用を別に作れます。
- 「設定」>「ファミリー」>子どもの名前>「スクリーンタイムのスケジュール」を開く
- 「スケジュール」をオンにし、「スケジュールを追加」で曜日を選ぶ
- 時間枠を開き、開始と終了、許可する許容時間カテゴリを選ぶ
- 夜間の時間枠では、ゲーム、ソーシャルメディア、エンターテインメントを外す
- 「常に許可」に電話とメッセージが残っていることを確認する
夜間の開始時刻に公式の標準値はありません。
推奨例としては、平日21時30分から翌朝7時、休日22時30分から翌朝8時まで、ゲームとソーシャルメディアを外す、という置き方があります。
登校の時刻に合わせて動かしてください。
更新前の休止時間
休止時間中に使えるのは、許可した通話、メッセージ、アプリだけです。
「休止時間」>「スケジュール」で「毎日」または「曜日別に設定」を選び、開始と終了を入れます。
スクリーンタイムパスコードを設定したうえで「休止時間中にブロック」をオンにすると、対象アプリは砂時計付きのグレイ表示になり、開けなくなります。
オフのままだと、休止中である案内は出ますが、使い続ける選択ができます。
使用時間の制限も、初期状態では上限到達時に無視できます。
パスコードを子どもが知らない状態にしてください。
休止の5分前にはリマインダーが出ます。
集中モードは通知用
集中モードは、通知を減らし、許可した連絡先とアプリだけを知らせる機能です。
用意された名前には「おやすみモード」「パーソナル」「仕事」「睡眠」などがあります。
宿題中は「設定」>「集中モード」でモードを選び、LINEの通知を外し、「スケジュールを追加」で放課後の時間を指定します。
説明はiPhoneで集中モードを設定するにあります。
集中モードがオンでも、LINEアプリ自体は開きます。
開くことを止めるのは、許容時間とスケジュール、またはアプリ使用時間の制限と休止時間です。
年齢制限、Webフィルタ、課金の承認
青少年インターネット環境整備法第6条は、保護者に対し、利用状況の把握、フィルタリングソフトウェアその他の方法による管理、適切に使う力を育てることを求めています。
努力義務です。
スクリーンタイムのWebフィルタは、その方法の一つです。
携帯電話回線のフィルタリングは事業者のサービスで、iPhoneの設定とは別です。
アプリの年齢制限
「コンテンツとプライバシーの制限」では、アプリ、音楽、ブック、映画、テレビ番組などの年齢区分を選べます。
多くは子どもの年齢に応じて最初から入り、あとから変更できます。
地域によってはオフにできない項目があります。
- 「設定」>「ファミリー」>子どもの名前>「コンテンツとプライバシーの制限」を開く
- スクリーンタイムのパスコードを入力する
- 「コンテンツ制限」で種類を選び、「許可しない」「制限指定未設定」「すべて許可」、または年齢制限を選ぶ
中学生の年齢に合う区分より上のアプリを落としたいときは、ここで年齢を合わせます。
Game Centerは「アプリとウェブサイト」>「機能制限」にあり、「友達とつながる」や「プライベートメッセージ」を「許可しない」にできます。
ゲーム内の見知らぬ相手との接触を減らす項目で、LINEの代わりにはなりません。
Webコンテンツ
18歳未満では「成人向けウェブサイトを制限」が既定でオンになる、とAppleは案内しています。
13歳未満では「閲覧のリクエスト」も既定でオンです。
中学1年は年齢によって、この既定の組み合わせが分かれます。
- 「設定」>「ファミリー」>子どもの名前>「アプリとウェブサイト」>「機能制限」>「ウェブサイト」の「フィルタリング」を開く
- 「成人向けウェブサイトを制限」か「閲覧のリクエスト」を選ぶ
- 学校のサイトなど、最初から使わせるページは許可リストへ入れる
「閲覧のリクエスト」は、スクリーンタイム更新後のSafariと、対応するブラウザが対象です。
LINEや動画アプリの中のブラウザは、このフィルタの外になることがあります。
その閲覧を止めるには、アプリ自体を常に許可から外し、許容時間か休止時間の対象にします。
ダウンロードと課金
「承認と購入のリクエスト」をオンにすると、アプリの入手や購入の前に保護者へリクエストが届きます。
13歳未満では既定でオンです。
地域によっては18歳未満でオフにできません。
- 「設定」>「ファミリー」>子どもの名前>「アプリとウェブサイト」>「機能制限」>「承認と購入のリクエスト」を開く
- 「購入の承認を必要にする」をオンにする
- 同じ「アプリとウェブサイト」の「App Store」で、「アプリのインストール」を「許可」または「許可しない」にする
承認したアプリは、あとからブロックできます。
ブロックしてもアプリは削除されず、ホーム画面でグレイ表示になります。
リクエストの承認は、アプリ名を見てからにします。
ゲーム内課金も止めるには、「購入の承認を必要にする」をオンのままにします。
利用状況を見て制限を見直す
設定の翌週に、保護者のiPhoneで「設定」>「ファミリー」>子どもの名前を開き、利用状況を見ます。
iOS 27では「カテゴリを管理」に、カテゴリとアプリの1日の平均が出ます。
見るのは次の3点です。
- ゲーム、ソーシャルメディア、エンターテインメントのどれが上限に張り付いているか
- LINEが常に許可へ戻っていないか
- 延長リクエストが毎日来ていないか
上限に毎日到達するカテゴリは、分数を少し増やすか、使える時間枠を宿題のあとに動かすかを子どもと決めます。
ほとんど使っていない制限は、外して項目を減らします。
延長は理由を聞いてから承認します。
毎回承認すると、許容時間は案内表示だけになります。
スクリーンタイムの外に残るのは、常に許可へ戻したアプリ、子どもと共有したパスコード、対応ブラウザ以外のアプリ内ブラウザ、ファミリー外のApple Account、学校の端末、友だちのスマホです。
夜間に寝室へ持ち込まない、という家庭内ルールは、この抜け道の受け皿です。
まとめ
中学生のiPhoneは、ファミリー共有の子どもの画面から、パスコード、常に許可、夜間のスケジュール、許容時間の順で設定します。
公式のカテゴリ名はエンターテインメント、ゲーム、ソーシャルメディアです。
動画はエンターテインメントか個別アプリ、音楽と学習は分数の対象から外す、が推奨例の置き方です。
ゲームは平日60分、休日90〜120分を出発点にし、利用状況を見て1項目ずつ変えます。
LINEは常に許可へ入れず、電話とメッセージだけを常時許可に残します。
全デバイスをiOS 27以降へ更新できない間は、アプリ使用時間の制限と休止時間を使い、「休止時間中にブロック」をオンにします。
手順の確認は、AppleサポートのペアレンタルコントロールとiPhoneユーザガイドで行ってください。


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