LaravelはPHPのフレームワークで、その使いやすさとパワフルな機能から、多くの開発者に支持されています。
度々、Laravelの記事を書いていますが、今回はLaravelの最新版を使用して、JetstreamとLivewireを組み合わせ、データベースにはSQLiteを利用した開発環境を構築する手順を詳しく説明します。
Laravel開発環境の構築手順
- OS:Ubuntu 22.04.x(LTS)
- Apache:2.4.x
- PHP:8.1.x
- Laravel 10.x
- SQlite:3.x
- Jetstream:4.x
- Livewire:3.x
プロジェクト作成
いつも通りcomposer
でLaravelプロジェクトを作成して、プロジェクトディレクトリに移動します。
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composer create-project laravel/laravel sample cd sample/ |
composerのダウンロードはこちらから。
データベース作成
今回はいつものMySQLではなく、今回はSQLiteデータベースを作成します。
SQLiteは、複雑なデータベース設定をせず手軽に開発を進めることができ、小規模のアプリケーションを作るには最適です。
まずは、database
フォルダにSQLiteのデータファイルを作成します。
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touch database/database.sqlite |
次に、設定ファイルの.env
を変更します。
デフォルトでは、以下のようにローカルのMySQLを参照するようになっています。
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DB_CONNECTION=mysql DB_HOST=127.0.0.1 DB_PORT=3306 DB_DATABASE=laravel DB_USERNAME=root DB_PASSWORD= |
この部分の1行目以外を消して、「DB_CONNECTION」を以下の通り変更します。
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DB_CONNECTION=sqlite |
初めてSQLiteを使いました。
これだけで良いなんて驚きです!
それでは、以下のコマンドを実行して、必要なテーブルを作成します。(構築後にもう1度実行すること)
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php artisan migrate |
この時、もし以下ようなエラーが出たら、PHPのSQLiteモジュールが不足している可能性があります。
以下のコマンドを実行し、サーバーにPHPのSQLiteモジュールをインストールしてください。
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apt -y install php-sqlite3 |
Jetstreamのインストール
Jetstreamは、Laravelのアプリケーションを迅速に構築するためのスターターキットです。
Jetstreamを導入すると、一瞬で認証機能が完成します。
Jetstreamをcomposer
を使用してインストールします。
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composer require laravel/jetstream |
JetstreamにはInertia.jsとLivewireの2つのスタックがありますが、ここではLivewireを選択します。
また、--dark
オプションでダークモードにしました。
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php artisan jetstream:install livewire --dark |
LivewireはSPA(Single Page Application)を構築するための素晴らしいツールです。
詳細はLivewireの公式サイトをご覧ください。
以上で完了です。
認証用のテーブルを作成するので、最後にもう一度以下のコマンドを実行してください。
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php artisan migrate |
まとめ
Laravelを使った開発環境の構築は非常にシンプルであり、JetstreamとLivewireを導入することで開発効率を大幅に向上させることができます。
また、SQLiteを使用することで、軽量かつ手軽に開発を進めることができます。
しかし、プロジェクトの規模や要件によっては、より高度なデータベースを検討することが重要です。
最新の情報や詳細な手順については、Laravel公式ドキュメントを参照してください。
是非、これらのツールを駆使して、効率的でパワフルなWebアプリケーションを開発してみてください。
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