今や3Dプリンターで家が建つ時代!
あなたも1度は3Dプリンターで自分の好きな物を作りたいと思ったことはないでしょうか?
でも、何となく敷居が高いように感じて諦めた方に、入門編とも言える、安くて簡単に作成できる家庭用の小型3Dプリンターをご紹介します。
家庭用3Dプリンターの選び方
3Dプリンターと言っても種類は様々です。
今回は家庭用ということで、初心者や子供でも簡単に創作でき、初めてならできるだけコスパの良いものを選びましょう。
造形方式は1択!
いきなり知らない言葉(汗)
実は、3Dプリンターには様々な造形方式があります。
3Dプリンターには、「熱溶解積層方式」「光造形方式」「粉末焼結方式」「インクジェット方式」「粉末固着方式」の5つの造形方式があります。
引用:【2022年版】家庭用3Dプリンターのおすすめ17選。自宅で創作を楽しもう
しかし、全部覚える必要はありません!
家庭用の3Dプリンターは「熱溶解積層方式」だけ覚えてください。
熱溶解積層方式とは?
熱で溶けるフィラメントという樹脂を溶かして、少しずつ樹脂を積み重ねていくことで、立体的に造形していく方式です。
言葉だけではわからないと思いますので、こちらをご覧ください。
出来上がりはプラスチックのような質感で、他の造形方式に比べるとやや荒い仕上がりですが、初めての3Dプリンターとしてはおすすめです。
慣れてきたら、もっと滑らかに仕上がる「光造形方式」を検討してみてください。
他の造形方式も興味がある方は調べてみてくださいね!
3Dプリンターで何が作れる!?
使用する3Dプリンターの大きさにもよりますが、結構何でも作れますw
真っ先に思い付くのはフィギュアなどではないでしょうか?
実用的なもので言うと、スマホケースとかスマホスタンドなどを作っている方も多い気がします。
文字で書くとイメージが湧かないと思いますので、実際に作成された方の写真を見て、イメージを膨らませてみてください!
人気の家庭用3Dプリンター!
初めて買う方には、家庭用の小型3Dプリンターがおすすめ!
面倒な組立不要のものもありますので、自分に合った3Dプリンターを選んでください。
3Dプリンター用のフィラメント
熱溶解積層方式の3Dプリンターには、必ずフィラメントが必要になります。
3Dプリンターによって印刷可能なフィラメントの種類がありますので、必ず確認してから購入してください。
家庭用の3Dプリンターであれば、以下のNo.1~3の樹脂に対応してるものが多いようです。
No. | 樹脂 | 特徴 | 主な用途 | 注意点 |
---|---|---|---|---|
1 | PLA | 植物由来、プリント安定性にすぐれる | 試作品・ラピッドプロトタイピング | 脆く壊れやすい 熱に弱い |
2 | TPU(ゴム) | 柔軟性にすぐれ高い引張強度を誇る | 柔軟性、耐衝撃性が求められる部品 | 専用ノズルが必要 プリント設定の細かい調整 |
3 | ABS | 強度が高く丈夫 | 冶具・工具 最終品 | 反りやすい |
4 | PETG | 高強度と高いプリント性の両立 | 高衝撃または高応力部品 | 糸引きが起きやすい |
5 | Wood(木材) | 木材の質感、木の香り | アート、建築模型、作品作り | ノズル詰まり |
フィラメントの種類だけでなく色も選べますので、作りたいものに合わせましょう。
3DCADとデータ形式
もちろん、3Dプリンターだけでは作れません。
デザインを設計して、3Dプリンターに設計図を渡す必要があります。
そこで、3DCADの登場です!
3DCADでモデリング!
その業界でなくてもCADという言葉を耳にしたことがあると思います。
著者の場合は昔の仕事のお客さんの中に、CADを使用して住宅や家具を設計していました。
建築物の設計でCADを使ってるのは聞きますね!
他にも機械の部品など色々あるらしいです。。
もちろん、ガッツリ仕事で使いような有料の3DCADソフトもありますが、初めての方には無料版で十分です。
もちろん、2Dと同様に3DCADソフトも種類がたくさんあります。
こういった場合には、シェア率が高く情報量が多いものを選ぶと良いです!
ただし、次の点には注意が必要です。
ファイルはSTL形式で出力!
3Dプリンターで利用できるファイルは、ほぼSTL形式で間違いないです!
ですので、3DCADはSTL形式で出力できるソフトを選び、モデリングしたデータは必ずSTL形式で出力しましょう。
もちろん、多くのファイル形式にも対応している3Dプリンターはたくさんありますが、初めての方はまずSTL形式だけ覚えておいてください。
まずは無料でデータをダウンロード!
とは言うものの、いきなり3DCADを使いこなして、0からモデリングするなんてできませんよね?
そこで、ネット上に3Dプリンター用のSTLデータを無料ダウンロードできるサイトが山ほどありますので、まずは、そこからダウンロードして印刷してみる。
そして、ダウンロードした無料データを基に、3DCADで変更しながら少しずつ操作に慣れていけば、自分でもモデリングできるようになると思います。
最後に、ここまで読んで自分ならできそう!と、ちょっと自身のある方は、いきなり中級向けの3Dプリンターを選んでも良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
自分で作れるようになったら、商品化してネットで販売しても良いかもしれませんw
夢が膨らみますね!
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