今回は、突然の停電でもしばらく内臓のバッテリーで自宅サーバーを稼働させてくれる無停電電源装置(以下、UPS)をおすすめします!
自宅サーバーを24時間365日稼働させている変態はあまりいないかもしれませんが、停電やブレーカーが落ちることで、OSを正しくシャットダウンせずにサーバーの電源が急に落ちてしてしまうと故障の原因になりかねません。
UPSはバッテリー付き電源タップ
素人目線で解説していきますw
UPS(Uninterruptible Power Supply)を簡単に説明すると、電源タップとバッテリーが一体化しているようなもので、電源ケーブルをコンセントから抜いても内蔵のバッテリーでしばらく電気が使えることから、無停電電源装置と呼ばれています。
UPSの必要性
災害による停電は滅多に経験することはないかもしれませんが、他にも様々な事が原因で自宅サーバーの電源が落ちることがあります。
トラブルの主な原因
大規模な台風や地震など、停電するほどの自然災害はなかなかないので、やはり原因として最も多いのは、電気を使い過ぎてブレーカーが落ちたり、不注意(ケーブルに足が引っかかるなど)で電源ケーブルをコンセントから抜けてしまうことの方が多いと思います。
我が家では、構造的に他の家電と同じ子ブレーカーの配線上に自宅サーバーを設置せざる負えなかったので、例えば、電気消費量の激しい家電と同時に使用すると、子ブレーカーが落ちてしまって、自宅サーバーの電源も一緒に落ちてしまいます。
我が家の場合は、ケトルとドライヤーの組み合わせ!
今のところサーバーは無事ですが、心配になります。。
UPSのメリット
そこで、我らがUPSの登場です!
UPSを使用していれば、停電しても一定時間は電気を供給し続けてくれるので、すぐにサーバーの電源が落ちることはありません。
つまり、その間にブレーカーを上げたり、サーバーを正常にシャットダウンしてしまえば良いのです!さらに、UPSにはサーバーを自動シャットダウンできる機能が付いているものが多いので、例え外出している最中に停電しても安心ですね!
また、ほとんどのUPSは電源保護だけでなく、雷などによるサージやスパイクから接続機器を保護する機能も搭載されています。
おすすめの家庭用UPS
今回おすすめするのは、家庭用のUPSでも有名な3大メーカーですが、購入する際はご自身の環境に合わせて(ワット数などを確認して)選んでくださいね。
ちなみに、我が家の自宅サーバーは250wでした。
APCのおすすめUPS
家庭用と考えると設置場所も視野に入れないといけませんね。
基本、UPSは大容量のバッテリーを内蔵しているので、大きくて重たいものが多いです。
その中でのAPCはスリムなUPSが多いのでおすすめです!
オムロンのおすすめUPS
オムロンはUPSだけでなく、CMでも見かけるくらい様々な機器を取り扱っていることで有名ですね。
UPSとしてはとても優秀ですが、家庭用と言うよりは中小規模のビジネス向けだと思います。
CyberPowerのおすすめUPS
正直、CyberPowerは聞いたことがありませんが、価格とサイズ感から言えば、家庭用のUPSとしてコスパ抜群なのではないかと思います。
UPSの注意点
最後に、UPSを使用する上での注意点と、バッテリーについて気を付けておくべきことを記載しておきます。
一般家電には使用しない!
前述で「電源タップ」という表現を使いましたが、ブレーカーを落としてしまうような電力消費量の多い、電子レンジやエアコン、ドライヤー等の一般家電には使用できませんのでご注意ください。
UPSの製品説明を見ていただければ分かる通り、サーバーを動かす程度の電力量を賄うものなので、それほど大きな電力には対応していないからです。
バッテリーでの稼働時間
もし停電になった時、UPSのバッテリーのみでサーバーが稼働できる時間は約30分と言われています。
つまり、その間にブレーカーを上げたり、サーバーをシャットダウンを行わなければなりません。
しかし、1台で複数台の仮想マシンを稼働させている変態的な自宅サーバーを運用していると、全てのサーバーをシャットダウンさせるのに時間がかかってしまいますので、ぜひ、自動シャットダウン機能付きのUPSを選ぶことを強くおすすめします!
バッテリーの寿命
UPSのバッテリーは、常に100%の状態になるように充電し続けていますので、他の製品と比べてバッテリーの寿命が短いです。
一般的に保証できる期間は、約3年と言われています。
もちろんピンキリではありますが、UPSを使い続けていくためには、いつかバッテリー交換や買い替えが必要になりますので、使用年数を把握しておきましょう。
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