wget＋FTPでエックスサーバー上のファイルをダウンロードする方法

今回は、エックスサーバー上にあるファイルを、自宅のLinuxサーバーからwgetとFTPコマンドを使ってダウンロードする方法をご紹介します。
以前ご紹介した、エックスサーバー上で自動バックアップしたファイルをダウンロードしてみます。
バックアップしたファイルはエックスサーバー内に保存されたままですが、もし、サーバー自体にトラブルが発生した場合、ファイルを取り出すことができなくなりますので念の為。

FTP認証付きでwgetする

まずは、エックスサーバーでFTPのアカウントを用意（前提）してください。
FTP認証で使用する[ユーザー名]と[パスワード]を指定して、wgetコマンドでダウンロードする方法は以下の通りです。

下記は、当サイトでお馴染みのエックスサーバーのルートディレクトリ直下にある、backupフォルダ内の「dump_[今日の日付].sql」というファイルをダウンロードする場合の例です。

ついでに、保存先をマウントしたNASに指定するとこんな感じです。

URLに認証情報を付ける

FTPのURLに[ユーザー名]と[パスワード]を付ける方法もあります。
どちらも動きは同じです。

ただ、この方法を使う場合には注意が必要です。
それは、FTPの[ユーザー名]や[パスワード]もURLエンコードしなければならないということ。
特にエックスサーバーのようにユーザー名に[@（アットマーク）]があると失敗してしまいます。
URLエンコードしてくれるサイトなどを利用してwgetしましょう。

[@]をURLエンコードすると[%40]となります。

HTTPで.htaccess認証する場合

余談ではありますが、最後に.htaccess認証を使ったHTTP経由でダウンロードする場合も紹介しておきます。

当然ですが、HTTPの場合はドキュメントルート配下になりますのでご注意ください。

ファイルのバックアップは重要！

バックアップできることが確認できたら、cron等でこれを毎日取得しておけば、最悪1日前まで戻せますね。
自宅サーバーの方もバックアップしていますので、もう何が合っても怖くない！…かも。
同時に壊れた場合はさすがに諦めます。