前回、自宅サーバーをリニューアルした記事を書きましたが、パーツを購入する際に1番悩ませたのがメモリです。
多くの場合、「DDR」というメモリの規格、それから「MHz(メガヘルツ)」単位で表されるメモリのクロック、それから欲しい容量(GB)が合っていれば問題なのだが、新しく購入したサーバー「PRIMERGY M1310 M3」のシステム構成図を確認すると、ECCだのUnbuffered(UDIMM)が登場する。
これらはメモリを購入する際に商品説明に記載がなければ、商品写真で見分けがつかないものなのか調べてみました。
ECCとUnbufferedを見分けるには?
まず、ハードに関する知識が皆無なので、参考サイトを探してみました。
少し古いですが、分かりやすかったこちらの記事参考に進めていきます。
あと、比較的新しい記事としてこちらも参考になると思います。
ECCとnon-ECC(非ECC)の違い
そもそもECCとは「Error Correcting Code」の略らしく、翻訳すると「誤り訂正符号」とのこと。
参考サイトでは、
メモリのデータ・エラーを検出して自動的に訂正する機能のことだ。
信頼性を求められるサーバやワークステーションなどで使われることが多い。
引用:@IT
とあり、ECC対応メモリは主にサーバー向け使われることが多く、ECC非対応のデスクトップ向けの方が安いらしい。
少しでも安く済ませたかったので、non-ECC(非ECC)のメモリを自宅サーバーで使えないか検索してみると、CPUがXeonプロセッサの場合はECCが必須との記事が多く見れるので諦めてECCを購入することにしました。。
ECC対応メモリの見分け方
肝心の見分け方ですが、上記の画像のように基盤に搭載されている黒四角のメモリチップが9つあればECC、8つならばnon-ECCになります。
写真のメモリが古くて少し分かり難いかもしれませんが、最近のはメモリチップが左右4つずつ(計8つ)あればECC非対応のデスクトップ向け、メモリチップの左右の数が異なる場合(左4つ、右5つなど)はECC対応のサーバー向けということですね。
Unbuffered(UDIMM)とRegisteredの違い
こちらも概要を抜粋してみてみよう。
Unbufferedタイプのメモリ・モジュールは、直接メモリ・チップをメモリ・コントローラ(つまりチップセット)に接続している。
一方、Registeredタイプのメモリ・モジュールは、メモリ・チップとメモリ・バスの間にRegister(レジスタ)と呼ばれるチップを挿入することで、より多くのメモリ・チップを搭載可能にしている。
つまりRegisteredタイプはUnbufferedタイプに比べ、より大容量のメモリ・モジュールを実現できるというメリットがある。
また、メモリ・モジュールの枚数もRegisteredタイプのほうが多めに搭載できる。
引用:@IT
Registeredメモリの見分け方
こっちの方がECCより見た目では分かり難いが、説明にもある通り、RegisteredにはUnbufferedにはないRegister(レジスタ)と呼ばれるチップがメモリの中央付近にあるのが写真で分かる。
メモリチップ以外のチップが中央付近にあればRegistered、何もなければUnbufferedといったところかな?
余談
Unbufferedはデスクトップ向け、Registeredはサーバー向けと書いてあるが、今回新しくしたサーバー(PRIMERGY M1310 M3)はサーバー向けのECCとデスクトップ向けのUnbufferedが混在している感じか?
よくわからん。。
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