今さらですが、メインがテレワークになったので、家の作業スペースを確保する必要がありました。
しかし、古いマンションだと各部屋に声が響いてしまうので、子供がいると会議などで支障をきたします。
慌てて押し入れに防音室をDIYしたので、その時に使用した防音材(吸音材・遮音材)をご紹介します!
防音室にはどの防音材を買うべきか
防音室を作るためには、防音性能が高い防音材を使用することが重要です。
吸音材は、音を吸収するために使用され、遮音材は、音を隔てるために使用され、減音材は、音を減らすために使用されます。
- 吸音材
-
- ウレタンフォーム
- フェルト
- ミネラルウール
- 合成繊維
- 発泡スチロール
- 遮音材
-
- ポリプロピレンシート(PPシート)
- PVCシート
- 電磁波カットシート
- 音響吸音シート
- 減音材
-
- ミネラルウール
- スチロールフォーム
- 発泡スチロール
使用する防音材は、使用環境や目的によって異なりますので、適切な防音材を選ぶことをお勧めします。
一般的に、吸音材、遮音材、減音材が使用されますが、ここでは吸音材と遮音材の組み合わせで防音室をDIYすることをおすすめします!
吸音材と防音材を重ねて貼るのと効果的!
遮音シートと吸音ボードを重ねて貼ることで、防音効果を高めることができます。
遮音シートは、音を隔てるために使用され、音を反射したり、透過したりすることを防ぎます。
一方で、吸音ボードは、音を吸収するために使用され、音を反射したり、透過したりすることを防ぎません。
そのため、遮音シートと吸音ボードを重ねて使用することで、音を隔てるだけでなく、音を吸収するため、より効果的な防音効果を得ることができます。
ただし、吸音材や遮音材は材質や厚み、空間によって適したものが変わるため、適切な材料や厚み、適切な空間で適切な配置を行うことが大事です。
また、重ねる際には、製品の使用上の注意点を確認し、適切に取り扱ってください。
吸音材と遮音材の違いについて
吸音材と遮音材は、音響に関する用途で使用される材料ですが、その用途については異なります。
吸音材は、音を吸収するために使用されます。
それは、音波を吸収し、エネルギーを消耗することで音を減らすことができます。
例えば、会議室や音楽室などで使用されることが多いです。
遮音材は、音を隔てるために使用されます。
それは、音波を隔て、それが他の場所に伝わらないようにすることで音を減らすことができます。
例えば、録音スタジオや眠りに使用する寝室などで使用されることが多いです。
両者の違いは、音をどのように処理するかです。
吸音材は音を吸収し、遮音材は音を隔てることです。
防音室には吸音材と遮音材の組み合わせが最適!
防音室を作る場合、吸音材と遮音材の組み合わせが最適です。
吸音材は室内に音を吸収するために使用され、遮音材は室外からの入り込む音を隔てるために使用されます。
それぞれ、吸音材と遮音材を組み合わせることで、室内と室外からの入り込む音を最小限に抑えることができるため、防音室を作る場合に最適な組み合わせになります。
ただし、防音室を作る場合において、単に吸音材と遮音材を組み合わせるだけでは充分な防音効果を得ることができない場合があります。
防音室を作る際には、適切な防音材や施工方法を決定することが重要です。
また、防音室の使用目的や環境によって、必要な防音性能も異なりますので、それに応じた選択が必要になります。
人の会話を吸収する吸音材を選ぶ
吸音材の選択も使用目的や環境によって異なります。
吸音性能が高いほど良いですが、コストや取り付けのしやすさも考慮する必要があります。
吸音材としてはも、異なる素材がありますが、比較的効果的な吸音材としては以下のようなものがあります。
素材 | 説明 |
---|---|
発泡スチロール | 低コストで、吸音性能が高いです。また、耐久性も高く、取り付けも容易です。 |
フェルト | 吸音性能が高く、美観性も高いです。また、耐久性も高く、取り付けも容易です。 |
ミネラルウール | 吸音性能が高く、耐久性も高いです。取り付けも容易で、インテリアにも合わせやすいです。 |
合成繊維 | 吸音性能が高く、耐久性も高いです。取り付けも容易で、インテリアにも合わせやすいです。 |
人の会話を吸収するための吸音材として、ウレタンフォームとフェルトボードはどちらも適していますが、それぞれ特徴があります。
ウレタンフォームは、高い吸音性能を持ち、低周波数の音をよく吸収することができます。
また、耐火性や耐水性があり、長時間使用しても劣化しにくいという特長があります。
しかし、見た目が工業的なので、家庭やオフィスなどのインテリアには合わないことがあります。
フェルトボードは、見た目が柔らかく、インテリアにも合わせやすいです。
吸音性能はウレタンフォームに比べると劣りますが、高周波数の音をよく吸収することができます。
どちらの吸音材を選ぶかは、使用目的や環境によって異なります。
高い吸音性能が求められる場合はウレタンフォームが適しているかもしれませんが、インテリアに合わせたい場合はフェルトボードが適しているかもしれません。
遮音材は軽い遮音シートを選ぶ
遮音シートの選択は、使用目的や環境によって異なります。
遮音性能が高いほど良いですが、重量や取り付けのしやすさも考慮する必要があります。
遮音シートとしては、異なる素材がありますが、比較的効果的な遮音シートとしては以下のようなものがあります。
素材 | 説明 |
---|---|
ポリプロピレンシート(PPシート) | 耐久性が高く、曲げやすく、軽量で、取り付けも容易です。また、遮音性能も高いです。 |
PVCシート | 耐久性が高く、曲げやすく、軽量で、取り付けも容易です。また、遮音性能も高いです。 |
電磁波カットシート | 電磁波カットシートは、電磁波カット効果もあり、遮音性能も高いです。取り付けも容易で、インテリアにも合わせやすいです。 |
音響吸音シート | 音響吸音シートは、吸音性能も遮音性能も高いです。取り付けも容易で、インテリアにも合わせやすいです。 |
遮音シートの遮音性能については特に大差はありません。
ただ、壁に貼り付けて使用するため、両面テープで貼り付けても剥がれないように、できるだけ軽い遮音シートを選ぶようにしましょう!
おすすめの吸音材と遮音材の組み合わせ
最後に、著者が実際に購入して使ってみた結果、おすすめする防音材を2つ(吸音材と遮音材)ご紹介します!
まずは、遮音材から。
安心の日本製の遮音シートを60枚入りで買いました!
広さにして1畳ものないですが、それでも壁を全て覆うにはまだ足りてませんw
次は、吸音材です。
ウレタンかフェルトかで最後まで悩みましたが、以下3つの理由からフェルトボードに決めました!
- 高音域より中音域を吸収してくれる
- 凹凸がなくホコリが溜まりにくい
- インテリアに合わせやすい
実際に購入したのがこちらです。
フェルトボードは、ウレタンに比べ密度が高いため加工が難しいですが、買って正解でした!
貼り方としては、壁に先に遮音シートを貼って、その上にフェルトボードを貼ります。
片一方だけを使用したり、逆に貼り付けたりしないようにしましょう。
防音室に改装しようと、専門業者に見積もりお願いしたところ、1畳でも100万円近くかかってしまいますが、比較的簡単に安く済ませたいなら、自分でDIYすると数万円程度で済みます。
もちろん、専門業者が作る防音室とDIYでは、質は段違いですが…
これであなただけの防音室も夢じゃないです!
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