Ubuntu 20.04でデータベースサーバーを構築しましたが、標準搭載されているMariaDB 10.3が古いせいで、新しいZabbix 6.0と連携できなくなったので、MariaDB 10.5にアップグレードしたいと思います!
念の為、設定ファイルやデータベースのバックアップをしておくように!
MariaDBのリポジトリ更新
まずは、MariaDBの公式サイトを確認し、MariaDB 10.5のリポジトリを用意しましょう。
「Download MariaDB Server」の画面で、使用するリポジトリを選択していきます。
上記のリンクから遷移すると、著者の環境に合わせて選択済みですが、OSやアップグレードしたいMariaDBのバージョンは、あなたの環境に合わせて選択してくださいね!
選択項目 | 選択値 |
---|---|
Choose a distribution | 20.04 “focal” |
Choose a MariaDB Server version | 10.5 |
Mirror | 山形大学, 米沢市 Yamagata University, Yonezawa |
ミラーサーバーはデフォルトで韓国になっていました。
どこでも良いですが、日本人なので何となく日本を選びました!
日本は他にも「xTom GmbH – Osaka」があります。
選択すると、以下のように表示されますので、これらのコマンドを入力していきます。
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# apt-get install software-properties-common dirmngr apt-transport-https # apt-key adv --fetch-keys 'https://mariadb.org/mariadb_release_signing_key.asc' # add-apt-repository 'deb [arch=amd64,arm64,ppc64el,s390x] https://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/dbms/mariadb/repo/10.5/ubuntu focal main' |
あまり確認せず、3つ目のコマンドだけ入力したところ、少し迷走したのでメモを残します。
まず、1行目は不要でした。
次に、2行目を飛ばすと、以下のようなエラーがでます。
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・・・ InRelease: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY XXXXXXXXXXXXXXX |
そんな時は、このように後ろのキーを入れてあげればOKです!
1 |
# apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys XXXXXXXXXXXXXXX |
最後に、3行目の[arch=amd64,arm64,ppc64el,s390x]はほとんど必要なく、ご自身のアーキテクチャのみでOKです!
ほとんどの方は[arch=amd64](x86_64)になると思います。
MariaDBのアップグレード
リポジトリが用意できたらほぼ完成!
後はMariaDBを停止してアップグレードするコマンドを打つだけ。
MariaDBの停止
それではアップグレードする前に、一旦、MariaDBサーバーを停止しましょう!
念の為に自動起動しないように設定しておきます。
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# systemctl stop mariadb # systemctl disable mariadb # systemctl status mariadb |
アップグレードと起動
停止が確認できたら、Ubuntuユーザーにはお馴染みのコマンドを叩くだけ!
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# apt update # apt install mariadb-server |
どーん!!
後は待つだけ!
強制的に「-y」オプション付けてもいいかもね~。
終わったら、先程の停止の際に自動起動を無効化してたので、自動起動の有効化と起動をしてあげます。(既に起動してたっけ?)
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# systemctl stop mariadb # systemctl enable mariadb |
これにて完了です!
最後に参考にしたサイトのリンクも貼っておきます。
お疲れ様でした!
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