LinuxでApacheをインストールすると、デフォルトのDocumentRootは以下の場所になります。
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/var/www/html |
ただし、これだと1つのWEBサーバーに対して1つのサイトしか公開できません。
複数のサイトを公開する場合、サブディレクトリとサブドメインの2種類の方法があります。
今回はApacheのAliasを設定して、DocumentRoot以外のサブディレクトリを複数のサイトとして公開する方法をご紹介します。
目次
ApacheのAliasを設定
Alias専用のconfファイル作成
直接httpd.confに書くと可読性が悪くなるので、Alias専用のファイルに分けて書くことにします。
まずはhttpd.confを開き、
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vi /etc/httpd/conf/httpd.conf |
以下の設定があることを確認します。
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IncludeOptional conf.d/*.conf |
設定がない場合は追記、コメントアウトされている場合は有効化してください。
これは、/etc/httpd/conf.d
以下にある全ての.confファイルの設定を読み込むという意味です。では、早速ファイルを作成します。
ファイル名は任意ですが、末尾に必ず.confを付けましょう。
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vi /etc/httpd/conf.d/alias.conf |
次は作成したファイルにそのままAlias設定を記述していきます。
サブディレクトリを設定
参照したいサブディレクトリのパスをAliasとDirectoryに記述します。
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Alias /sample /var/www/sample <Directory "/var/www/sample"> Order allow,deny Allow from all </Directory> |
解説
Aliasは以下のように設定します。
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Alias [公開URL] [参照するサブディレクトリ] |
指定した[公開URL]はサイトのサブディレクトリとして、このようなURLで参照することができます。
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http://example.com/sample |
[参照するサブディレクトリ]にはDocumentRoot以外の公開したいサブディレクトリをフルパスで設定します。
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<Directory "[参照するサブディレクトリ]"> ・・・ <Directory> |
http://blog.ko-atrandom.com/?p=434
Directory内の記述は別途お調べください。
次回はAliasを使った応用編をご紹介する予定です。
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