以前、ファイルサーバーやNASに最適な高耐久のHDDをご紹介しましたが、今回は24時間365日休むことなく、電源つけっぱなしで常時稼働するようなサーバーに使用することを想定した、高耐久の内蔵SSDをおすすめします!
しかも、2.5インチではなく、今流行?のM.2(エムドットツー)規格です!
SSDのM.2規格とは?
SSDに限らず、あらゆる物には規格があります。
M.2としては主にサイズと接続端子の規格があり、パソコンに合ったものを買わなければゴミと化してしまいますので注意しましょう!
M.2の規格について知らない方は、SSDを選ぶ前に自分のパソコンにサイズや接続端子が対応しているか確認してから購入しましょう。
M.2 SSDのサイズの規格
サイズは複数ありますが、皆さんが普段から使われているパソコンに合うサイズは主に3つです。
マザーボードを確認して、どのサイズに対応しているか確認してみてください。
このタイプの見方、実は横幅と奥行きのことです。
例えばType2280であれば、幅22mmで長さ80mmを表しています。
幅は規格としてどのサイズも共通なので、もしマザーボードに記載がなくても、長さを測ればわかりますね!
スロットは見た目で難しいかもしれませんが、M.2 SSD本体は見ればわかると思います。
M.2 SSD Type2280
M.2 SSD Type2242
M.2 SSDを差し込むスロットがない場合
マザーボードにM.2 SSDを差し込む場所がなかったとしても、PCIeの変換アダプタ(拡張カード)を使えば問題ありません。
ただし、PCIeのスロットが1つ減ってしまうのでご注意ください。
M.2 SSDの接続端子の規格
接続端子の規格にも種類があり、それぞれ形状が異なるので、M.2 SSDが差し込みスロットの形状に対応しているか確認しておきましょう。
主流はM-keyとB&M-keyの2つになります。
また、接続端子の規格と併せて、通信規格も確認しておきます。
大きく分けて、NVMeとSATAの2つの通信規格があり、上記のように接続端子も似ていますが、互換性はありません。
確実ではありませんが、M-keyがNVMeで、B&M-keyがSATAと覚えておいてください。
NVMeとSATAの通信規格
それぞれ特徴がありますので、わかりやすいようにHDDも入れて比較表を作ってみました!
M.2 SSDは圧倒的に速いですが、発熱量や消費電力、耐久性ではまだまだHDDに分があります。
速度 | 耐久性 | 消費電力 | 価格 | |
---|---|---|---|---|
M.2 NVMe | ◎ | △ | ○ | △ |
M.2 SATA | ○ | ○ | ◎ | ○ |
HDD STATA | △ | ◎ | △ | ◎ |
M.2のNVMeとSATAでは10倍も速度差はあるものの、従来のHDDに比べるとどちらも速過ぎて体感としては気なるほどではないと思います。
NVMeは爆速でゲーミング用途に使われますが、SATAはNVMeと比べて発熱量や消費電力も低く価格も安いため、サーバー用途としては非常におすすめです!
M.2 SSD NVMe
M.2 SSD SATA
高耐久のおすすめM.2 SSDはコレ!
以前、自宅サーバーを構築した際にもご紹介しましたが、サーバーやNAS用におすすめの高耐久M.2 SSDは、Western Degital(ウエスタン デジタル)製のRed一択になります!
ヒートシンクで更に耐久力アップ!
パソコンに限らず機械の敵は熱です。
M.2 SSDにヒートシンクを付けて、常に熱を放つサーバーの耐久力をもっとアップしておきましょう!
外付け用のM.2 SSDケース
パソコン内蔵ではなくても、外付けのケースに入れれば爆速の外付けストレージが出来上がり!
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