ESXiでディスクをシックからシンプロビジョニングに変換する方法

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ESXi仮想マシンを作成してサーバーを構築した後に、ディスクプロビジョニングシックからシンに変換する方法をご紹介します!
構築した後に気付いてしまって、やり直したくないと思った方、必見です!

目次

シンでディスク容量を節約

ESXi仮想マシンを作成した際、いつもはディスク容量を節約するために、プロビジョニングシンで作成していますが、誤ってシック(Lazy Zeroed)で作成して、そのままサーバーを構築してしまい、無駄にディスク容量を確保していました。。

管理者

どうしよう…
再構築は面倒だぞ!?
そうだ!シックからシンに変換しよう!

ESXiホストからシックからシンに変換

というわけで、早速シックからシンプロビジョニングに変換していきましょう!
作業は全てCLIで行いますので、TeraTermなどでESXiホストにSSH経由で接続してください。
ESXiホストにログインしたら、対象の仮想マシンのディレクトリまで移動します。

データストア仮想マシンディレクトリがわからなければ、[ll]コマンドで確認しましょう。
ブラウザでVMware Host Clientを開いて、

[ストレージ] → [<データストア名>] → [データストアブラウザ]

の手順でも確認できます。
ここでは例として、データストアを[datastore1]、仮想マシンを[ubuntu-server]と仮定します。

シックからシンに変換するVMDKファイルを探す

出典:Project Group

移動したら、コマンドでリストを表示して、対象のVMDK~.vmdk)ファイルを探します。

上記の例では、VMDKファイルが2種類あるのがわかります。

  • ubuntu-server.vmdk
  • ubuntu-server-flat.vmdk

ファイルサイズを見ると、[~-flat.vmdk]の方が大きくディスクとほぼ一致するので、こちらを変換する対象のディスクと思いがちですが、シックからシンに変換するコマンドに指定するパラメータには、[~-flat.vmdk]ではないVMDKファイルを指定します。

プロビジョニングをシンからシックに変換

出典:Project Group

それでは、シックからシン変換します!
コマンドはこれだけ!

先程のファイル名を例にコマンドを記述すると、このようになります。

コマンドを実行すると、上記の画像のように変換処理が始まりますので、シックからシンへの変換が完了するまでしばらくお待ち下さい。

管理者

ディスクサイズにもよりますが、結構時間がかかる場合があります。

仮想マシンのディスクを入れ替える

出典:あいしんくいっと

シンプロビジョニングVMDKファイルはできましたが、実は、これだけでは勝手に仮想マシンのディスクは変わりません。
最後にVMware Host Clientから以下の手順に従って、旧ディスク(シック)を変換した新ディスク(シン)に変更する必要があります。

STEP
設定の編集

対象の仮想マシンを右クリックし、[設定の編集]を選択

STEP
シックを削除

現在使用しているシックの[ハードディスク]を削除
※[データストアからファイルを削除します]でVMDKごと完全削除

STEP
ハードディスクの追加

上部の[ハードディスクの追加]から[既存のハードディスク]を選択

STEP
VMDKファイルを選択

データストアブラウザから対象の仮想マシンのディレクトリを開き、変換したシンのVMDKファイルを選択

STEP
保存して完了

最後に[保存]ボタンを押下したら設定は完了です!

以上で完了です。お疲れ様でした!
後はサーバーを起動してみて問題がないか確認してください。

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