先日、自宅にワークスペースを作った際に、同時に自宅サーバーを移設しました。
設置場所が完成するまで2〜3日程度でしたが、電源を入れずに放置していました。
いざ設置して電源を入れると、すべてのファンが全力で回転!
システムは起動して普通に動作していたのですが、いつまで経ってもファンの回転が収まらず、一旦電源を切って調べると原因がわかったので、同じ現象で悩んでいる方に向けて対処法をご紹介します。
考えられる原因と対処法
今回問題が起こったサーバーは、いつも当ブログで紹介しているこちらです。
まずは、BIOS画面を表示して確認しました。
「Advanced」→「System Management」を表示すると、「Fan Control」の設定はできるが、「Temperatures(温度)」と「Fans(ファン)」が何も表示されていない…。
しかし、富士通の公式サイトで確認してみると、正常時であれば以下のように表示されるらしい。
不具合の原因
これらがBIOSに各リソースの温度やファンの回転数が表示されない原因のいくつかです。
- BIOSのバージョンが古い
-
古いバージョンのBIOSでは、サポートされていない機能がある可能性があります。
- ハードウェアの問題
-
システムボード上のセンサーが故障している可能性があります。
- BIOSの設定の問題
-
BIOSの設定画面で、温度やファンの回転数の表示オプションが無効になっている可能性があります。
- ドライバーの問題
-
コンピュータにインストールされているドライバーが正常に動作していない可能性があります。
対処法
以下の対処法により、BIOSに各リソースの温度やファンの回転数が表示されない問題を解決する可能性があります。
- BIOSを最新版にアップデート
-
古いバージョンのBIOSではサポートされていない機能がある可能性があります。
富士通PRIMERGYシリーズのBIOS/ファームウェアをアップデート! | minory 今回は、自宅サーバーとして使っている富士通PRIMERGYシリーズ(TX1310 M3)のBIOS/ファームウェアのアップデート手順について忘れないようメモしておきます。実際にアップ… - コンピュータのハードウェアを確認
-
システムボード上のセンサーが正常に動作しているか確認してください。
- BIOSの設定を確認
-
BIOSの設定画面で、温度やファンの回転数の表示オプションが有効になっているか確認してください。
- システムのモニタリングソフトウェアを使用
-
BIOSによる情報の代わりに、システムのモニタリングソフトウェアを使用することもできます。
【結論】マザーボードを温めたら解決したw
BIOSの初期化も試しましたが、結論から言うと関係ありませんでした。
原因はサーバーが起動してない状態で、室温が低い場所に長時間放置していたからだと考えられます。
ですので、マザーボードをドライヤーでしばらく温めて起動したら、不具合が解消されていました!w
一般的には、室温が低いこと自体がマザーボードの温度センサーの故障の原因ではありませんが、長期的に低温の環境下に置かれた場合、ハードウェアのパーツに損傷が引き起こされる可能性があります。
これはマザーボードの温度センサーを含め、他のハードウェアも影響する可能性があります。
長期的な低温環境に置かれた場合は、パーツを保護するために適切な冷却方法を導入することが重要です。
注意事項
今回は、ドライヤーでマザーボードを暖めただけで”たまたま”復活しましたが、結合部が損傷している可能性があるので、本来はマザーボードを加熱することで、温度センサーが回復することはあり得ません。
代わりに、温度センサーの交換やマザーボードを修理する必要がある場合もあります。
コメント